正しい叱らない育児の実践方法【間違った時の弊害は?】

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𠮟らない育児」、いろいろある育児法の中で最近よく聞く言葉ですよね。

できることなら子供を叱らないでいられた方が、ママも疲れません。

ですが、叱らない育児には、間違った自己流でやると弊害がたくさんあります

今回は、叱らない育児を成功させるための方法、失敗例などを紹介していきます。

子供の育児法に悩んでいるママさん、参考にしてみてください。

叱らない育児の誤解

叱らない育児は、子供が何をしても放任する、という事ではありません

よく見かける叱らない育児の誤解は、

・子供が他の子と喧嘩しても放置
・悪いことをしても何も言わない
・見かねた他のママが叱ると逆ギレ

などでしょうか。

これらを見て叱らない育児は間違った育児法だ!と思っているママさんも多いかもしれませんが、これらは正しい「𠮟らない育児」ではありません。

本当の「𠮟らない育児」は、子供が失敗したときではなく、成功したときに目を向ける育児法です。

𠮟らない育児を成功させるポイント

「叱らない育児」で言われているのは、子どもがいけないことをした時に叱るなという意味ではなく、 「生活習慣や苦手なことは、叱るより工夫や励ましで克服しよう」 「できていないことばかり叱るのではなく、できていることにも目を向けよう」 というもの。

𠮟らない育児を成功させるには、いくつかポイントがあります。

・出来ているときに目を向ける
・方針をぶらさない
・叱る以外の対応を考える

上記のことが大切になります。

出来ているときに目を向ける

まずは、普段から叱らなくていい状態を作ること。
そのためには、子供ができているときに気づいてあげて、認めてあげることが大切です。

例えば、公園で子供が遊んでいるときに、仲良く遊んでいるときに「仲良く遊べて偉いね。」と褒めます。
大げさに褒める必要はありませんが、ママが心から喜んでいることをしっかり伝えましょう。

子供が遊びの中で喧嘩したときや失敗したときに目が行きがちですが、「できているとき」に「ちゃんと見てるよ」という事を子供に示すことで、叱らないでいい状態を増やしていきます。

方針をぶらさない

一番大切なことは、叱らないというのは子供の言いなりになるという事ではありません。
何をしても許していては、集団生活の中のルールを学ぶ機会を奪ってしまうことになります。

いけないこと、危険なことをしたときは、きちんと「それはいけないこと」ということを教えなければいけません。

𠮟りつけたり怒るのではなく、「それはできないよ」と優しく教えるのがポイントです。
それで子供が癇癪を起したり泣いたりするようなら、抱っこしたりして子供の気持ちに寄り添ってあげます。

子供が、自分の思い通りにならず、悔しかったり悲しかったりする気持ちに向きあい、乗り越えることは、その子のためにいい体験となります。
ママは、そうした子供の気持ちに、寄り添ってあげましょう

叱る以外の対応を考える

「叱る」か「言いなり」かの二者択一ではなく、次のような「他の対応」もいくつか用意し、状況によって使い分けましょう

・質問する
例えば、図書館で騒いでしまった時、「静かにしなさい!」と叱るのではなく、
「図書館ではどんな声でお話しするんだっけ?」と質問してみましょう。
子供を否定するでもなく、放任するでもなく、質問することで子供は自分でどうするべきか考える体験ができます。

・定期的に家族でミーティングをする 
家族ミーティングを定期的に行って、家族でのルールを話し合いましょう。
買い物の前に、「お店で気を付けることは何かな?」など話をしておくなど、話し合いをして子供が自分で考える機会を作って、守れなかったらまた話し合う、という事を繰り返しましょう。

他にも、年齢の低い子には「他のことに気を向けさせる」など、「叱る」と「言いなり」以外のレパートリーを増やす工夫をしましょう。

𠮟らない育児の失敗パターン

「何をしても叱らなくていい」と勘違いしてしまうと、目先はラクかもしれませんが、将来的に善悪の判断やルールを守ることが身につかず一番困るのは子供自身
そして「ちゃんと必要な時に叱っていれば…」と悔やむのではないでしょうか。

・善悪がわからないので、優しさがない、他の子と仲良くできない
・わがまま放題で、大きくなってからママや周りの大人が手を付けられなくなる
・ルールを守れないので孤立してしまう
・叱られ慣れていないので、ちょっとしたことですぐ落ち込む子になる
・大きくなって社会のルールが守れない、他人に迷惑をかける

間違った叱らない育児をしてしまうと、周りはもちろん、子供本人が困ることになります。

正しい叱らない育児の実践方法【まとめ】

叱らない=放任する、何も言わないではない、「𠮟らない育児」で大切なのは、「叱る」「放任」以外の方法を考えることが大切です。

間違った叱らない育児をしてしまうと、子供本人が一番つらい思いをすることになるので、正しい方法を実践できるように、時々育児法の再確認をしてみるのもいいでしょう。

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