語りかけ育児のやり方、メリット【子供とのコミュニケーション】

ママ・プレママ

「子供とのコミュニケーションってどうやって取ればいいの?」
「子供の言葉を育てるにはどうしたらいい?」

語りかけ育児」を知っていますか?

語りかけ育児は、イギリス政府が推奨している、0歳からのママの接し方で、子供のコミュニケーション能力が伸びるという育児方法です。

イギリスの言語治療士・サリー・ウォードさんの書籍、
『0~4歳 わが子の発達に合わせた「語りかけ」育児』という本を読んでみたので、内容をわかりやすくまとめておきますね。

子供とのコミュニケーションの取り方、育児方法に悩んでいるママさん、参考にしてみてください

語りかけ育児とは?

育児方法で、話しかけや読み聞かせなどはよく聞きますが、「語りかけ」育児ってあまり馴染みがないですよね。

語りかけ育児は、
イギリスの言語聴覚士のサリー・ウォードさんが提唱した育児法、ベビートーク・プログラムのことです。

語りかけ育児をすることで、子供のコミュニケーション能力や集中力がアップします。

話しかけではなく語りかけ

語りかけ育児は、「言葉を聞かせて教える」ではなく、子供の聞く力、注意を向ける力が育つようにママが意識して子供との関わりを持つという育児法です。

「話しかけ育児」ではなく「語りかけ育児」なのは、語るという言葉には親しく交わる・一緒にという意味があるからだそうです。

語りかけ育児のメリット

語りかけ育児を実践した子供の多くは、

  • コミュニケーション能力の発達
  • 集中力が上がる
  • 語彙力が上がる
  • IQが高くなる
  • 心が安定する、大人への信頼ができる
  • 自分の意見をちゃんと言える

などの能力の発達が見られます。

語りかけ育児のやり方

語りかけ育児は難しいことはありません。

基本は、

  • 1日30分、子どもと一対一でお話しする時間を作る
  • 静かな場所で
  • 短い文で、はっきり、ゆっくり話す
  • 主役は子供
  •  否定の言葉は使わない

に気を付けるだけです。

1日30分、子どもと一対一でお話しする時間を作る

1日30分といっても、続けて30分時間を取れなくても大丈夫!
細切れに5分ずつとかでも大丈夫です。

語りかけるタイミングは、ママの手が空いた時、子供から構ってアピールがあった時、つまりいつでも大丈夫です。
ですが、子供が何かに集中しているときにいきなり誘うのはNG

静かな場所で

子供の気が散らず、なるべくママの声に集中できる静かな環境を作ります。
聞く力・注意を向ける力を育てるには、ママ1人の声に集中して、言葉をはっきり聞く習慣をつける機会が必要だからです。

テレビやスマホは消してから語りかけを行うのがおすすめです。

短い文で、はっきり、ゆっくり話す

擬音や表情、身振り手振りも使って、子供にわかりやすく話します。
大きめ高めの声で、はっきりと話します。

子供が言いたいことを代弁してあげたり、子供の話を膨らませていってあげてください

主役は子供

子供が、ママは自分の言ったことをちゃんと聞いてくれる、受け止めてくれる!と思えるように、子供に合わせて話しましょう

ママの都合や興味を子供に押し付ける事、言葉を繰り返させたり言葉を無理に教えようとするのはNGです。
子どもの視線の動きによく注目して、「子どもが興味をなくしたらやめる」ということも大事です。

 否定の言葉は使わない

「ダメ」や「いけません」などの否定の言葉はなるべく使わないようにしましょう。

子供の発音や言葉の間違いは、訂正させずに、さりげなく「〇〇だよね!」と言い直してあげます。

子供を無理に座らせたり向き合って話す必要はありません。
自由に動き回っているときに語りかけるでOKです。

語りかけ育児の実践例

語りかけ育児の実践例【赤ちゃん】

子供がウサギのぬいぐるみに興味を示したら、
「うさぎさんだよ」

物が落ちたら、
「落ちちゃったね」

子供が興味を持ったものの名前を言う方が、言葉を覚えるのが早いと言われます。

語りかけ育児の実践例【1歳頃】

高い高いをしながら
「高い高い」

お散歩しながら
「お散歩だね」

言葉が少しずつ分かってくる時期なので、動作と言葉を結びつけて話すと意味の理解が深まります。

語りかけ育児の実践例【3歳】

犬がいたら
「ワンちゃんがいるね、かわいいわんちゃん」

同じ言葉を繰り返すことも大事です。
新しい単語は繰り返し何度も聞くことで覚えていきます。

語りかけ育児のやり方、メリット【まとめ】

本にも繰り返し出てきましたが、子供は自分から育つ力を持っています
ママにできるのは、育つ力を最大限伸ばしてあげることです。

そのためには赤ちゃんのころから、視線の方向や声の出し方など、子どもの行動を注意深く観察し、その行動の底にある意味(興味や気持ちのありよう)を読み取り、子どもの気持ちに沿った対応をしてゆくことが大事です。

今回紹介した内容は、こちらの本の内容をまとめています。
育児の勉強になるのでよかったら読んでみてください。

ママの余裕があるタイミングで、「語りかけ育児」を実践してみましょう。

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